2025.07.19
ポジショニングの勉強会
こんにちは。訪問看護ステーション和光 作業療法士の山田です。
リハビリでは褥瘡予防のため、ポジショニングというクッションを使用した除圧方法を提案させていただくことがあります。しかしクッションの種類や使用方法がたくさんありいつもどのポジショニングが最善か悩んでしまいます…。
そこで先日、より深くポジショニングについて学ぶため福祉用具業者の方に勉強会を開いていただいたので、その様子をお伝えします。
まずは業者の方からリハビリスタッフへ。実際にレンタルする事の多いクッションを何個か持参していただきました。クッションの特徴の説明を受け実際にスタッフで体験してみました。踵や仙骨などの褥瘡が起きやすい部位の圧を逃がすためにクッションを膝の下へ。踵へかかる圧がほとんど無く足元はふわふわ浮いているような感覚でした!
スネーククッションと言われる長いクッションや蛇腹になっているクッションなどそれぞれに適している使用方法を直接教わる事ができました。また拘縮や麻痺の状態など人それぞれであり個別性のあるポジショニングを行う事の大事さを再確認できました。
続いて、教えていただいた事をリハビリスタッフからメディコート寺田の介護スタッフへ共有しました。忙しい中ではありますが時間をとって参加していただけました。リハビリスタッフがポジショニング資料を作成するときに意識する点を交えて実際のポジショニングの確認まで行いました。
スタッフ間でポジショニングの理解やクッションの使用方法を統一することでご利用者の苦痛のない安楽な生活に繋がっていくと考えています。今後もチームで協力しながら褥瘡、皮膚トラブルの予防を行っていきたいです。
今回の経験をご利用者の生活に繋げられるよう、環境調整からリハビリの計画立案まで頑張っていきたいと思います。